ちゃーすけの意思 - 室内捕獲依頼 (2022年9月)
先月、お問い合わせが。
保護した子(猫)を病院に連れて行きたいけど、触れない捕まえられないとのことで、室内捕獲の依頼でした。
仕事帰りの途中に寄れたので、直接確認。
臆病な子なので、無理矢理な捕獲よりもなるべくストレスの少ない方法で進めましょうということに。
教えた作戦通りに依頼者さんが頑張ってくれ、ベストな状態で予定通り捕獲。
無事に病院に連れて行くことが出来ました。
その子(ちゃーすけ)は推定1歳頃の時に兄弟猫が依頼者さんの駐車場に連れてきたそうです。
やはり猫は優しい人がわかるのでしょうか?
ご飯をあげるようになり、馴れてきて徐々におうちに出入りしてくれるようにもなりました。
その後に近所で産まれた兄弟を先に保護。
ちゃーすけは暫く出入り自由な感じでしたが、9月になり外に出たがらない。
体毛を毟りハゲが出来たり、寄生虫(瓜実条虫)が出て来たりで、これは急いで病院にということでした。
駆虫や治療の他、まだ出来なかった去勢手術もすることになりました。
検査ではエイズキャリアと判明。
身体もあちこち喧嘩の傷が見つかり…もっと早くに保護してあげられたらと涙を流す依頼者さんでした。
検査結果にもショックを受けてましたが、エイズは必ず発症する訳ではありません。
もう外には出さないと誓う依頼者さん。
去勢出来たことで、外に出たがる行動も減りそうです。
人の優しさを感じ、自らの意思で「このおうちにいたい」と決めたちゃーすけ。
改めて家猫としての生涯の始まりです。
暖かいおうちで、ストレスなくゆっくり過ごして頂けたらと思います。
こんなに優しくて温かい人、他にも沢山いらっしゃると信じています。
何とかしたいけど、捕まえられない、どうして良いかわからない。
そんな方は相談してみてください。
個人で頑張る人達がもっと地域に増えるよう、応援や協力しています。