保護する覚悟とあれから2年後
私個人のFacebookアカウントを見ている人はご存知と思われますが…
一昨年の6月25日に保護した子がいました。
迷子犬の捜索中に立ち寄った場所で何度か見かけ、小さくガリガリ…僅かな声で助けを求めてるように感じ…
状況がわかる方にお伺いしたところ、前から居着いて迷惑していると。
迷惑という言葉を聞いた時、迷うことなくその日の夜に捕獲となりました。
体調を整え、人馴れ修行(?)をし、仮名は「小太郎」に。
約3ヶ月後には里親募集を開始しました。
ある程度予想通り、一件も問い合わせはありませんでした。
保護する時はいつも「譲渡先が見つかるとは限らない」という覚悟はするものの、小太郎は保護した時から特にどこかで感じていました。
後頭部には謎の大きなハゲ(毛が生えない)があるし…
病院でも「小さいけど若くもない年でもない」と年齢不詳だったし…
エイズキャリアだし…
何らかの事情で保護した子達はみんな優しい方々へ譲渡され、幸せに暮らしています。
小太郎、キミはここにいて幸せなのか?
こういう活動をしている以上、色んな犬猫達がやってきます。
最初はストレスなんだろうなと申し訳なくも思ってました。
今では自分より大きな犬でも一緒に寝てくれたりして、こんな生活にも馴れてくれたのかな。
以前「エイズキャリアの子は可哀相」と言われたことがあるんです。
確かに発症したらあっという間に亡くなるだろうし、間違いではないのかもしれない。
でも発症しなければ普通の子と何ら変わりはありません。
小太郎、キミは可哀相な子なのか?
ある場所で迷惑だとあしらわれ、じゃあ私が保護しますと即断したあの日から2年。
もう2年?まだ2年?何年も一緒にいる感じがします。
ずっといていいんだよ。
賑やかで落ち着かない家かも知れないけど…
幸せな環境とは言えないかも知れないけど…
里親募集もやめたし、もう保護猫とも言わない。
キミは生涯うちの小太郎。
保護する時から覚悟は決めてる。
元気でも、元気がなくなっても、ずっと守っていくよ。